東原研究グループ20周年記念シンポジウム&パーティー  (令和元年10月5日、於:弥生講堂アネックス)

1999年に新領域創成科学研究科で東原研究グループが発足していらい、柏キャンパスで10年、弥生キャンパスで10年、20年が経ちました。Touhara et al. PNASがでて嗅覚分野デビューが1999年、そして2000年代後半にはNatureやScienceをはじめとするトップジャーナルに掲載できるまでグループも成長しました。2010年に弥生キャンパスに異動してからは、2012-2018年のERATO東原化学感覚シグナルプロジェクトで研究領域を大きく広げました。研究費も、カツカツだった初期の数年を乗り越えて、2000年代半ばから生研機構の若手研究費、2010年代はERATOプロジェクト、今年からは未来社会創造事業、その間、科研費も若手Aから基盤Sまで、比較的順調にいただいてきました。また、この20年で80名ほどの学生が学士、修士、博士をとって羽ばたいていきました。大学に残って教員になっている卒業生、企業に就職した卒業生と様々ですが、みんな各方面で活躍しています。さて、今年20年を迎え、何人かの卒業生たちが記念シンポジウムとパーティーをやりましょうと盛り上がって、今回、それが実現して、50人近い卒業生が集まりました。まずは、東原研究室のスタッフ(伊原、白須、新村、岡本、村田)から現在の研究紹介、次に、大学に残って研究をしている、福田七穂(新潟大)、堅田明子(九州大)、佐藤幸治(生理研)、岡勇輝(Caltech)、はが紗智子(UC riverside)の5人が研究発表をして、東原のほうからはこの20年を写真で振り返るプレゼンをしました。そのあと、恒例の日本ワインと料理のマリアージュを楽しみながらの懇親会をやりました。そこで、なんと、サプライズ!東原のポスドクの師匠であるRobert Lefkowitz氏からの直筆のお祝いの言葉をいただきました。また、オリジナルラベルのビール、そして教授室に溢れていたワインを収納するワインセラーをお祝いにいただきました。みんなお互い歳をとったことを確認しましたが、旧知との再会、新しい出会い、素晴らしいパーティーになったと思います。そして、学生、研究員、スタッフ、秘書のみんなの力のおかげだと再確認。二次会は日暮里の呑んべい横丁で最高潮に盛り上がって終了。次は30周年?あるいは東原の退官のときかな?